ラクレット

フランスのハードタイプ。原産はスイスだが、国境を挟んだフランスでも造られており、スイスよりもまろやかな味わい。後味に苦味も若干ある。

ナッティで木の実のような香り、スイス産は軽いウォッシュの香りもある。そのままでも、まろやかでコクがあり美味しいが、熱を加えることで旨味が増し、より良さが引き立つ。

チーズ名がそのまま料理名になっているスイスの伝統的な料理「ラクレット」がまさにそう。ラクレットはラクレットを温め、とろりと溶けたところをナイフなどで削いで、茹でたジャガイモなどにつけて食べる料理。

なおラクレットは、フランス語で「引っかく」や「削る」を意味する「ラクレ」からきている。