では、続きですが。
良いソムリエ&ソムリエールの見分け方はというと、ワインについて尋ねた時に、「一文くらいで短く端的にわかりやすい言葉で説明ができる人」です。
本当に知識ある人や接客上手は、言葉数が少ないのです。なぜなら、話そうと思えばどんだけでも話せるので必要な部分だけ抜粋できる話術こそが大事なんです。接客におけるプロフェッショナルと素人との差は、プロは言葉の引き算ができ、素人は足し算で話してしまう点です。
よくワインを飲む場で、自分の経験談や知ってる情報を全部話して、周りがスゴーイってなっている光景がありますが、まさにそこがプロとアマチュアの差なんです。それを話している人もスゴーイとなっている人も実はアマなんです。本当に知っている方や空気を読める方は、必要最小限の言葉をポンッと言えるのです。ソムリエは経験談や知識を話したらキリが無いので、そこで説明や情報を話しすぎるサービスマンは三流です。
三流は長文、二流は短文、では一流はというと・・超短文です。8割相手に話させながら会話を小気味いいテンポでラリーできる人こそ一流なのです。できる人は、何を話すか以上に、どう話すかを重視します。頭が良い人は、先に全体像が出来上がっています。だから、「どう説明するか」、「どう納得してもらうか」といった工夫がこらしやすく、どう順序立てればわかってもらいやすいかが理解できているのです。
では次回は、どう話すことが大事かをお伝えしましょう。あの人の話しがスっと入ってくるのはこういうことやったからか~と納得してもらえるでしょう。