ソムリエ通信を読んで

今回のソムリエ通信を読んで気になった箇所を抜粋。

写真にあるように、お客様の気持ちを理解する能力や、より快適に過ごしていただける環境を作る能力は、AIでもまだまだ難しいでしょうね。あと、香りと味覚に関してもAIはまだ人のようにはできていないようです。この部分こそがソムリエ・サービスマンとして特に大事なものなので、越されないように研鑽を積んでいく必要がありますね。

例えば、常連さんの表情や声のトーンがいつもと少し違うというのは、AIでも気づかないものではないでしょうか。そのわずかな違いにこそ多くのヒントがあり、柔軟に対応していく必要があると私は思っています。
あと私なんかは、まずお客様の歩く速度や視線に注視します。そして、どこの席に座られるかで接客のスタイルも話し方も声のトーンも変えていきます。こういった部分は、いくらビッグデータを駆使したAIであっても最適な接客ができるとは思えません。

私に限ったことじゃないでしょうが、サービスマンの代表として言うと、接客に携わる“志の高い”店員は、お客様を「見ていないようで見ている。見ているようで見ていない。」ができるのです。