ワインセミナーを終えて

昨日11月のワインセミナーを開催しました。テーマは「イタリア地場品種(北部編)」でした。

1杯目は、フリウリ・ヴェネチア・ジューリア州の「フリウラーノ」。その名の通り発祥の地でございますな。そしてイタリアトップクラスの白ワインの銘醸地“コッリオ”のフリウラーノをご用意しました。皆様あまり飲む機会がない品種だけに新鮮だったようです!

2杯目はピエモンテ州の「アルネイス」。こちらもアルネイス発祥の地といわれている、ロエロ地区のものをご用意。イタリアの白の地場品種って割と派手なものはない印象なんですが、こちらは煌びやかな印象の芳香性豊かな品種。ゴージャスな白に皆様驚かれていました。

白に合わせたのがイタリアのチーズ「トリュフ入りペコリーノ」。

3杯目はピエモンテ州の「バルベーラ」。以前試飲した際にバルベーラのセミナーの時はこれを出そうと決めていたので、ついに登場。やらかっ!ええじゃないか、ええじゃないか。酸もきつくなく丸い感じ。この値段でこの味いいの?ってやつです。
こちらに合わせたのが、北イタリアのウォッシュタイプ「タレッジョ」。

4杯目はヴェネト州の「コルヴィーナ」。しかも贅沢に「アマローネ」さんをチョイス。アマローネは上はキリがないのですが、どうしても出したかったのでなんとか用意できる範囲のやつを選択。さすがイタリア随一のセクシーなワインだこと。ヘミングウェイのエピソードやメディチ家の話も併せててご紹介しました。
このアマローネに合わせたのが「ラム酒入りの生チョコ」。至福~♪反則のマリアージュですわな。皆さん飛んでおられましたとさ。

毎月開催していたワインセミナーも今年は3月と7月しかできておらず、こうして4カ月ぶりにセミナーをすることができて思うのは、改めて嬉しいなという感謝の気持ちですね。仕事終わりに、木曜日という中途半端な日に、駅からも少し離れているというのに、来て下さるて本当にありがたいなと思います。私自身とくに何者でもないので、すごい資格があるわけでもなく、輝かしいキャリアがあるわけでもないので、惹きつけるものは特に持ち合わせていません。でもこうして楽しみに来て下さる方がいるなら、できうる限りの準備をするただそれだけです。