「ソムリエはブドウを栽培しないし、ワインも醸造しない。でも生産者が手塩にかけて造ったワインをお客様のグラスに注いで、お客様からこれ、おいしいねと喜ばれる。一番おいしいところをもっていっている。こんなずるい職業はないです。ソムリエはワインも造ってはいませんが、タイミングとマッチングによってワインに付加価値を与える仕事だと思います。」by 小山薫堂氏。
今回のソムリエ通信で共感できた箇所。↓
小山さんにとって心地よいソムリエとは?「教えてあげる的なソムリエは苦手です。知っていてもあえて言わないようなソムリエがいいかな。ブドウ、産地、醸造法の説明をどのお客様にも同じパターンで話している人は醒めますね。なぜかというと感情移入のポイントはお客によって違いますから、そのへんの呼吸がわかる人がいいです。」
わかりますわ~。ほんま誰にでも同じように話す人多いですよねぇ!そんな接客してて楽しいって思うことも多いです。レントゲン技師かって心でつっこんでることが多い多い。接客業に携わっているなら同じ接し方はすべきではないです。プロ意識のある人ほど、同じセリフを言いたくないはず。でもほとんどが楽な方へと逃げがちになるんですよね。インプットしていることだけ発して満足している気がしてならない。相手により伝え方を変えるといった発想になっていない店が多すぎ。お客として行っていても全然楽しくないですしねそういった店って。
確かにこんな店員もいてますしねぇ。↓
田崎会長「いいえ、それは~」「いいえ」からはいるのはサービス業失格です。知識が先行すると「いいえ」から入ってしまう。知識とテイスティング能力は時間の経過とともに進化していきますが、サービスは長く経験すればいいというものではなく、育った環境もありますが、ある種、才能みたいなものがあると思います。