天才数学者ラマヌジャンとペレルマン

他の数学者についても書くが、まずは来週のテレビ放送も控えているので、ペレルマンとラマヌジャンの2名を先に書こう。

「ラマヌジャン」
なんとこの人、高校では全科目で成績が悪く、正当な数学教育を受けていなかったという。ただ、計算能力や暗記力はとびきり優れていた。数学に開花した後でも、数学以外を勉強しなかったために2年間落第の経験もある。
そしてイギリスのハーディという数学者に出会い、二人三脚で数々の定理を世に出していくことになる。というのも、ラマヌジャンは数学で大事な“証明”という概念がなく、とてつもない数の定理(予想)を生み出したが、“証明”をつけていなかった。でもハーディは天賦の才の資質をつぶさないように、ラマヌジャンには定理を述べさせ、自分が証明を試みるという、前代未聞の手法で膨大な定理を解明していったのである。

そんなハーディは、数学者を採点し、密かにランク付けしていたのです。ハーディは自分自身は25点、友人のリトルウッドは30点、有名なドイツのヒルベルトは80点、そしてラマヌジャンは100点をつけていた。
そんな大天才数学者のラマヌジャン曰く、「寝ているときにナーマギリ女神が定理を教えてくれるんだ」と、言っていたそう。

そしてもう一人、私が一番気になる数学者、ロシアの「ペレルマン」。
彼は世紀の難問、ポアンカレ予想を解いた後、Web上に論文を公開し、数学界最高の賞“フィールズ賞”の授賞式も賞金も無視してロシアの森に消えていった・・。
何があったのだ・・。

このように数学者には謎めいたキャラクターの人も多く、奇人や変人のオンパレードなのです。また他の数学者のエピソードも控えていますので、お楽しみに。