今回のソムリエ通信で印象に残っている箇所がこちら、
「準備とはすべての言い訳をなくしてゆく作業」 byイチロー。
しびれますね~!これぞプロフェッショナル。
“準備”はソムリエとしてもサービスマンとしても何よりも大事な部分と思っており、私自身も準備8割:実行2割と思っている。
私のしているワインセミナーでもワインの味わいを最も良い状態で提供したいので、抜栓のタイミングや温度管理の準備が大切になり。前日に抜栓すべきか、提供の5時間前に抜栓すべきかなどいろいろ考えるし、食材の提供の仕方や温度、チーズの状態などにも気を使い、一人で司会もサービスもする為、オペレーションという準備も大切になる。また日々の営業でも、あの方が来られたらこれを出そうかなど考え、過去オーダーしたワインを見返し(全て顧客データとして記録している)心の準備もしておく必要がある。準備とは物としての形だけではない、心の準備も大切だと思う。
ここで準備ができている店(良い店)とそうでない店を、入店して5秒で判断できるポイントをお伝えしましょう。
良い店とは「入店するとグリーティング用語が返ってきて、他のスタッフもこちらに視線を向けている店」である。つまり、お客様のお出迎えのセリフ(合図)が決まっており、それに合わせて他のスタッフがうろたえず落ち着いている店なんです。
準備ができていない店は、グリーティングの言葉すら決まっていなくて、他のスタッフもその言葉に反応せずに自分の今している作業に必死でバタバタ何やらしている店ということ。準備ができている店は、そのたかが数秒作業を止めてもお客様を笑顔で迎える気持ち的な余裕があり、その数秒すら余裕のない店は受付の者だけが応対して他は我関せずで連動していない店なんです。
皆さん今度から、入店したら案内担当の方以外に目線を向けてみてはいかがでしょう、いろいろわかりますよ