好感の持てる仕事スタイル

先日心地の良い仕事のスタイルを体験したので書こうと思います。

その方はヴェネチア出身で今は東京に住んでおり、インスタでレクールのことを知り、京都に行くので寄りたいとコンタクトしてくれました。
京都では観光をしてワインバーに数軒寄っておられたようで、レクールに来てくれました。日本語も堪能で、昔京都に住んでいたこともあるとか、こちらも東京での生活の話なども聞いたりしてました。
そして店を褒めてくれたりワイン好きなのでボトルのリストなどにも興味を持って熱心に見ておられました。「お客さんからなんて呼ばれているんですか?」など聞かれて名刺を交換し、次の日に東京に戻られました。

すごい素敵な方でこちらも上機嫌になる印象的なお客様でした。次の日も店の感想など送って下さり、やっぱりこの仕事していて良かったな~と嬉しい気持ちになりました。そして後日、よければこちらをご覧くださいとメールでワインリストを頂きました。
ワイン商社のアドバイザーをされていて取り扱っているワインのリストを見せてくれたのです。もちろん名刺交換をしたときにワインに携わっている方なのはわかっていましたが、店にいる時はそういう話しもせず、純粋に飲んで愉しんでおられたのです。
今思うと、きちんとレクールのワインリストを読み込んでおり、後日送ってきたメールにレクールのワインの傾向や価格など考慮した上で、軽く提案もしてきてくれたのです。これはなかなかできない仕事のスタイルじゃないだろうか。なんてスタイリッシュで素敵な仕事の姿勢なんだろう。

ワインバーをしていると営業を受けることも多い。そらそうだ。電話、カタログ、営業時間外で直、など様々だ。でも基本売ることを前提にガツガツ話しを進めていく。もちろんそれが仕事なのだから当然なのだが、問題は仕事への姿勢だ。
私はこのイタリア青年の“前のめり”にならない姿勢に感銘を受けた。自分が愉しみつつ仕事として情報を得ておいてきちんと後の仕事で結びつけるという・・素晴らしい。

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