北米ワインセミナー

7月のワインセミナーは、「北米ワインセミナー」でした。
アメリカとカナダのワインを提供。
カナダはリースリングの白と、カベルネフランの赤を。アメリカはジンファンデルと銘醸地ナパヴァレーのカベルネソーヴィニヨンの赤2種をセレクト。いつも合わせるチーズや食材に凝っておりますが、今回はチーズなしでした。

リースリングには、ポテトサラダ。カベルネフランには、焼き鳥のタレに山椒を振って。ジンファンデルにはソーセージ。カベルネソーヴィニヨンにはハンバーガーを。
食材は焼き鳥以外はカジュアルフレンチの「アイアンシュミーズ」の中長シェフに作っていただきました。こうした感じで、セオリーに捉われないワインとのマリアージュをいつも考えています。こうした点も参加していただいた方にはとても好評で毎回楽しんでもらっています。

でもこれも経験と知識を基にした組み合わせのものです。上品なリースリングはジャガイモとの相性が良いので、シェフには芋感強めでとオーダーし。カベルネフランの緑野菜の印象がある赤には、山椒のアクセントがポイントとなってタレの焼き鳥と抜群の相性となります。ジャミーな完熟葡萄のニュアンスを持つジンファンデルには、ソーセージにケチャップ&マスタードが効果的。ナパのカベルネは濃縮感ある厚みのある味わいなので、味に負けないような、肉肉しいハンバーガーを依頼。アメリカのジャンキーなフードと濃厚濃縮系の赤はそれぞれマッチする組み合わせです。

このように“なぜそうしたのか”という質問に対して明確に答えれないといけないものです。“なんとなく”はプロフェッショナルが使うべき答えではないので。そう、自由な発想で考えていても基本的な知識がなければ応用は成り立ちません。基本という土台がなっていなければその上になにを乗せても崩れていきます。
そこを大事にしているのでセミナーは特に力を入れて昔から継続して開催しています。
参加したことない方はぜひとも一度参加してみて下さい。