モルジュ ルージュ

スイスのガメイによる赤。
チェリー、ラズベリーの香りに、かすかにスモーキーさがある。味わいは口当たりよく、フルーティーでふくらみがあり、程良いタンニン。ガメイらしいチャーミングさとバランスのよいさらりと飲めるタイプ。

ガメイをもっとも多く栽培している地域は、フランスのボージョレ地域です。
世界中で栽培されているガメイ種の半分以上がボージョレに植えられています。次がフランスのロワール地方のアンジュ・ソミュール地区やトゥーレーヌ地区です。サヴォワ地方や南西フランス、オーヴェルニュ地方や北東地区でも僅かずつ栽培されている。

3番目の産地はスイスとなっている。スイスでは、広範囲で栽培されており、単一品種で醸造されるワインの他、ヴァレー地区ではピノ・ノワールと合わせられ“ドール”と呼ぶタイプのワインが造られている。東欧やトルコでも栽培されているがごく僅か。

やはり日本人的にはガメイといえばボージョレーヌーヴォーのイメージでしょう。しかし、ヌーヴォー=新酒は通常の赤ワインの醸造スタイルとは異なるので、ガメイの良さは新酒じゃない所にもあると思っている。
それがこうしたスイスであったり、ボジョレー地区でもヌーヴォーではなく、クリュ・ボジョレーという10ある優良村のものです。
こうしたワインを飲まずしてガメイ=深みがない赤ワインというレッテルを貼るべからず。

スイスは、東部ドイツ語圏と南部イタリア語圏では赤ワインの生産が多く、フランス語圏では白の生産量が多い。何よりも驚くのは、自国ワイン生産量の2倍のワインが輸入されており、輸出量は生産量の1.5%!!
そらあまりスイスワインて日本で見ないわけだわ。てかスイス人飲みすぎやろ!飲み足りてへんやん!