前回に続き、田崎さんの著書から抜粋。
「デートをしているのに、『俺のヒストリー』だけを語る男。オレ自慢。相手のことを聞こうという気はまったくなく、自分の話ばかり。そういう人って、美味しいごはんのこともわからないし、お酒のこともわからない。仕事しか知らないから、仕事の話をするしかないんだと思う」。
こういう方、おられますねぇ。間を自分の話で埋める男性。提供されているお酒に全く関心がなく、女性が共感を求めているのに、それすら気づかず自分の過去の話をひたすら話す、できない人。こっちがそっちじゃないよと、話題を女性側に戻す会話を挟んでいるのに、それも気づかず自分の話しを続ける男性。こうなるともう店側もお手上げですね。バーマンは無駄に話しません。なぜ一言言葉を挟ませてもらったか意味がわからないなら、女性の心などわかるわけがないのです。
これは悪い例でしたが、本には良い例として、
「口数が少なく、行動がマメな人はもてる。口数が多くて行動が少ない人はもてない。知ったかぶりをされるのはイヤ。知っていても知ったかぶりをしない人はジェントルマンだと思う」。
「互いにいい時間をすごすには、相手の心を読んで、どうしてあげれば喜んでもらえるかを考える。そうすれば、おのずともてなしができると思います」。
まさしくその通りで、このような方はできる人です。モテる男性はデートの帰り際に、「美味しかった」、ではなく、「楽しかった」と言われるものです。「美味しかった」は、店の料理やお酒の味が良かったと言ってるだけであって、男性のもてなし術に対する褒め言葉ではないからです。