先日、ワインの国際的な認定資格「WSET」を受験される方が、試験勉強のために来店された。なんでもブラインドテイスティングをしたくて店を探していたら、うちがそういうのをしていると知ったので来たという。
他でやっている所ないんですか?と尋ねたら、「やっている所はあるんですが、店の感じや店主らしき人のキャラが強そうで、そういうゴリゴリ押しがキツそうな所は苦手なんです」とおっしゃられました。
で、「レクールさんは店の雰囲気や過去のブラインドテイスティングの投稿記事とかを見させてもらったら、教えたるっとか、そんなドヤ感が強そうじゃないので来ました。」とのこと。
確かにそうですね。そう思えば個人店て個性やキャラをウリにする所が多いですよね、いや店主に客が着くんでしょうし、そこを強調していかないといけないのかもしれません。
でも僕は逆。そういう部分をできうる限り省いていきたい。水や空気のようにあって当たり前。主張することなく意識させることのない存在。なんなら店の中でも透明でいたい。
まぁそれで店やってる意味あるんかいって話しですが、正直な想いはそう。