先日ミュージシャンが来店された。アメリカのパーカッション奏者で、ジャズやクラシックの方と組んで日本でツアーをしていると言っていた。その方との会話で素敵に思った言葉がありました。
私「なんで色んな楽器があるのに、パーカッションをされているのですか?きっかけとかあるんですか?」と聞いたら、
「物心ついた頃からリズムが好きで、5歳の時にドラムを買ってもらってさらにリズムにのめり込んでたんですが、大学の時にパーカッションに出会って、なんかこっちの方が楽しく思えて、不思議としっくりくる感覚だったんです。それからずっとパーカッションでして。」とおっしゃり、続けて
「実は、父は僕が1歳の時に母と僕を置いてアメリカから祖国のアフリカに帰ってしまったんです。そしてある時、母がお父さんはミュージシャンでパーカッション奏者だったんだよと聞かされたんです。だからパーカッションを演奏しているときは、話したことがない父と話しているようで好きなんです。ステージ上で父と繋がっているようで。」と語ってくれました。
素敵なエピソードでした。