クロミエ

パリ近郊の産地イルドフランスで造られる白カビタイプ。チーズ名はパリ郊外の町クロミエに由来。

穏やかでやさしい口当たり、若いうちは酸味があり、あっさりしている。白カビならではのエレガントさも併せ持つ。ブリ・ド・モー、ブリ・ド・ムラン、クロミエというブリー三兄弟の末っ子だが、このクロミエがブリーの祖先ともいわれている。ブリー三兄弟の中では一番おとなしく穏やかで食べやすいチーズ。

だが、AOCの原産地呼称が認定がされていないため、殺菌乳製や無殺菌乳製のものがあり、それぞれ風味が異なる。なので、無殺菌乳製のものは、濃厚で深いコクと木の実ような香りがする。軽めの赤と共に。リンゴのスライスやレーズンを添えると味のアクセントになる。