ソムリエ通信

「ソムリエ通信9月刊」
田崎真也会長と松尾貴史氏の対談で印象的だった部分を抜粋にて。

松尾氏「ソムリエの仕事は情報だけでなく、どうサービスするか、それには総合的な人間力が必要だと思う。情報に詳しいだけの人は単に道具だけを揃えているけれど、腕の悪い料理人みたいな、そんな気がします。どういうタイミングでどう楽しく味わってもらって満足させるか、そこが大事なのではないでしょうか。」
田崎会長「ソムリエの役割は話をすることではなく、聴き役に回ること。いかにうまい聴き手になれるか、そこが重要です。サービスマンであり評論家ではない。」

ジャーナリスト西川恵氏の話も。
「サービスの基本は人間力だと思うのです。人間力とはちょっとした気配りに現れます。サービスが素敵だったら、料理はそこそこでも十分美味しく感じます。でもサービスがダメだったら、どんな美味しい料理でも台無しです。それだけ食事におけるサービスはは大事です。」

私もそう思います。お客様に京都で一番美味しいと思うイタリアンやで~って紹介されて行った店のサービスが終ってるレベルだったことがあった。
私はあっ本当に料理だけの評価なんやとビックリした!グルメな方で色んな店に行っている方だし、その方が勧めるお店だから全体としての評価が高いもんやと思っていたので、接客の質はどうでもいい方もいるんだなと驚いた!

私はまさしく上記のジャーナリスト西川氏と同じで、サービスが大事で、心地良い雰囲気を作るのはサービスの仕事だと思っている。料理は美味しくてもサービスが悪い店には二度と行かない。
「不気味の谷現象」のような無表情のサービスの方は問題外。人間性が見られなければロボットでいいと思っている。