ワンパターンのワインラヴァー

いつも同じ産地、同じ品種しか飲まないワイン好きがいます。SNSでもいつも同じようなワインばかりがずらり。ワインバーに行っても普段飲んでいるようなワインを要求。いやええねんけど、おもろいかぁ!?

こうした人は行動がついワンパターンになって、いつも同じ店で同じものを嗜み、同じようなローテーションで一日を過ごす人に多い特徴です。こうした行動の特徴は、ワンパターンなのに本人的には案外気に入っているというところ。だから繰り返してしまうのです。

こういう行動を「自己ハーディング」といいます。自分が下した決定および行動に、自分の次の行動が縛られてしまう現象なのです。この自己ハーディングが厄介なのは、「過去に何度も同じ決断をしてきたから、これこそ自分の望んでいる決断であり、行動だ」と思い込んでしまうところ。つまり本人の満足度はかなり高いのです。となると、見直すことはしなくなるので、おのずとワンパターンになってしまうというわけです。新しい冒険や選択をせず、ついつい無難ないつものやつを選んでしまうんですねぇ。

うちの店のグラスワインは、白も赤も同じ系統の味わいを置かないようにしています。味わいのパターンを変えているので、自分の好み一辺倒の方はおかわりに困るでしょう。なぜそうしてるかって?僕がそういうのを見るに堪えないからです。