以前読んだ雑学の本にこう書かれていた。
「男性向きの科目は数学。数学は女性より男性の方が得意とされている。1972年以降、アイオワ州立大学で行われている、数学的才能研究プログラムで男性は、毎年800満点中、約35点女性よりも高い成績を上げている。つまり女性は数字に意欲をそがれているという。つまり魅力的な文化的価値観がそこにないからともいえる。数学が得意な男性には、眼鏡が多いし、アレルギーや花粉症にかかりやすい。さらに、そうした子は2倍も左利きが多く、右脳を使っていることになる。」
以前レクールに数学者が来られた時に、このことも含めて、「やっぱり数字とか無機質に思えて女性は学問的魅力を感じないもんなんですか?数学者を志す女性は少ないんですか?」と聞いた。
すると「いてますよ。しかも今回、数学の学会で来ていますが、そのメインの教授が京大の数学者で女性なんです。数学に関しては東大よりも京大に天才がうじゃうじゃいてるんです。」とおっしゃってました。
現に、4年に1度選出される、数学界のノーベル賞「フィールズ賞」に、2014年イランの女性が初めて選ばれていますし、数の世界に魅力を感じる人に男女は関係ないですからね。ん!?2022年7月現在のデータてことは、この本出たばっかなんや、早速買ってるやん僕。やっぱり本屋行くのは大事やなぁ。
で、この「世界でいちばん素敵な数学の教室」の冒頭に書かれていた文がこちら。
“よく「数学は美しい」と言われます。何事もそうですが、ある分野の美しさ、魅力を感じられるようになるためには、2つの意味での経験が必要です。ひとつは雷に打たれるかのような強烈な経験、すなわち忘れがたき「出会い」としての経験。そしてもうひとつはその分野のことを多く知っているという意味での経験です。”
これはどの世界にも言えるのかもしれませんね。ワインの世界でもそうです。魅力に出会った経験と、知るということの蓄積による経験、これはワインでとても大切なことです。多くの経験がより深い造詣に繋がるので、ワイン好きの方、ワインに興味ある方、まずはもっとワインに接する機会を設けて欲しいと思います。簡単に言ったらワインを飲みに出かけましょう。