プーリア ロゼ テレス

南イタリア・プーリア州のプリミティーボによるロゼ。
コクと華やかさがあり、様々なベリーの果実と口当たりの滑らかで優しさのある味。エキス分が高いプリミティーボを造ると定評のある、優良生産者“ファタローネ”。
色調もしっかりと付いた品種の特性がきちんと出たロゼに仕上がっている。地図のカカトの部分のプーリア州は生産量も多く、毎年州ごとの生産量においてTOP5には入っている州である。
特に有名なのがこのプリミティーボによる赤ワイン。プリミティーボのロゼはまだ提供したことがなかったのでついに登場です。

アメリカのジンファンデルとは同じブドウの別名と言われているが、細かい話しになると実際は兄弟品種的な関係。クロアチアにあるツェーリエナック(Crljenak)という品種が原種である。まぁソムリエの方でも同品種という認識でいる方も多いくらいなので、まっ気にしなくていいでしょう。

現在世界のワイン消費量の30%はロゼです。
フランスでも白ワインの消費を越えてロゼの方が飲まれています。
合う料理も幅広く、中華にアジアン料理、軽めの肉料理や香辛料などで味付けした料理、またベリー系のデザートにも合うロゼは日本の食卓にもマッチするのに、いかんせんロゼが飲まれるのは春ばっかり。

レクールでもロゼを飲む方はソムリエや同業者の方ばかり。ワインラヴァーと自負している方もロゼは敬遠されている・・なぜだ!
そしていまだに「ロゼって甘いですよね?」って尋ねられることも多いです。なぜだ・・。
甘口の方が少ないのにスーパーで売っているロゼに甘いのが多いせいなのか・・にゃろ。

そもそもロゼは白と赤の中間と思われている方がおられますがノンノン。実験として白に赤ワインを入れて下さい。数mlでロゼ色になります。そうロゼは限りなく白に近いのです。白ワインに5%~10%赤ワインの要素が加わったワインと認識していただきたい。