1月のワインセミナーを終えて

1杯目は、ドイツの白、「ヴァイスブルグンダー(ピノブラン)」。
ニュートラル系の品種なので、強烈な個性はないものの、こういった品種を解説付きでじんわりと向き合うの良かったのではないでしょうか。飲んだことある方も少なかったので、こうした品種を出せるのもセミナーならではかなと。

2杯目は、オーストリアの白、「グリューナーフェルトリナー」。
白の銘醸地ヴァッハウ独自の品質カテゴリーで上から2つめの「フェーダーシュピール」をご用意。しかも生産者はニコライホーフさん。さらにオーストリアで一番古い畑のものです。いや~さすがのお味でしたね。品種、土地、生産者、この3つの個性が融合されているのは、本当に良いワインの証。味わいの密度があり質感もとろりと感じるくらいで、オーソドックスなグリューナーの印象を超えてきましたね~♪

3杯目は、ポルトガルの赤、「トゥーリガナショナル」。
ポルトガル自体、数種類のブドウをブレンドしたワインが多いので、こうした国を代表する品種を単一で味わうとブドウの個性がよりハッキリと捉えれたのではないでしょうか。皆様の反応もかなり良かった。

4杯目は、フランスの赤、「ムールヴェードル」。
ロゼが大半を占める南仏プロヴァンス地方で赤の最高峰の産地「バンドール」を選びました。やはりムールヴェードルといえば、バンドールでしょう。移民の街マルセイユに近いのもあるのか、品種個性も合わせ、どこかオリエンタルな雰囲気だったり、エキゾチックな印象も受ける。皆様「あまり飲んだことがないタイプの赤~!」との声。
ちなみに、今回の一番人気がこのワインと同率でポルトガルの赤でした。

昨日もそうでしたが、セミナーをしていて嬉しいことは、初めて参加された方が、「楽しかったので、次も参加したいです」と次の予約もしてくれることですね。これでまた期待に応えれるように、良い準備をせねばと気合が入ります。皆様寒い中遠いところまでありがとうございます。

チーズは、白にはオランダのハードタイプ「オールド・アムステルダム」。赤には、フランスの青カビチーズ「ブルー・ド・ヴェルニュ」をご用意しました。