伊能忠敬

この方がいなければ今の日本はどうなっていたのだろう。現在のような日本ではなかったはず。家業を退き、53歳から約20年かけて歩いて日本の全てを測量し、この国の形を完成させた伊能忠敬。

彼が作った蝦夷の地図があったからこそ度々上陸してきていたロシアに蝦夷の地は日本のものだということを証明できたわけだし、完成した日本地図の正確さに世界は驚いて、こんな地図を作れる国は凄くて恐ろしいとなり、攻めれらなかったとされる。

当時天文学の分野でも最先端をいっていたヨーロッパの学者達も、ヨーロッパの人間が作る地図よりも遥かに上をいっていると驚愕したほど。農民の出であったが明晰な頭脳を持ち、商才に長け、名家を築いた偉大な人物。子供や妻の死など様々な不幸が訪れるが、折れない心と探究心で成し遂げた功績の凄さたるや!

江戸時代ですよ、53歳から日本を歩いて測量するんですよ、ただ歩くんじゃないんですよ!少し歩いては測り、少し歩いては測り、角度や数値や図をデータとして取るんですよ!
今この平和な日本があるのは彼のおかげじゃないでしょうか。