宣言効果

“宣言効果”という心理学用語がある。これは、周囲の人たちに自分の目標を口に出して宣言することで、モチベーションが高まって、目標達成率を上げることができる効果のこと。私は自分で店をするときに、まだテナントすら見つかっておらず、融資もおりていないのに、「数か月後ワインバーをやります」と宣言していた。

「結論の飛躍」という心理学用語もある。これは、どうせ無理かもと結果が出ていないのに自己否定に陥る心理。
実験によりゴールではなく、ゴールするためのプロセスに目的を置くと、意識はゴールに向かう為、途中の目的はクリアしやすくなる。さらに高い目標を設定することにより、当初の目標達成の心理的なハードルを下げることができるというわけ。

私は開店に向けて準備を進める中で、物事だけでなく自分の心理にも意識を向けることで、目的達成への道筋を立てていました。ただし目的は開店ではなく、その先のサービスについてです。店って、どんな店にして、何がしたいかが重要だと思うので開店をゴールにすべきじゃないですね。結果やりたいことだけが詰まった思い通りの店にできましたとさ。

でもワインバーでお酒を提供出来ないなら、ノンアルコールカクテル出してもしゃあないので、休業を選ぶしかないですよね。まだまだ先は長いなぁ。