シャサーニュ モンラッシェ 2006′ プルミエクリュ カイユレ

ブルゴーニュで200年を超える名門ルイ・ラトゥールのシャルドネによる白。
白でこの熟成年数は貴重!1級畑だから得られるこの熟成感と奥深さ。ブルゴーニュ白の三大名産地のひとつ。力強く厚みがある豊満な白で長熟する。

色は、濃い黄金色。香りは、アーモンドやヘーゼルナッツ、アカシア、西洋サンザシなど白い花のアロマが強く長く続く。さらにハチミツや完熟した洋ナシを感じさせるブーケが広がる。はぁ~至福の芳香じゃ♪厚みに隠れて見逃されがちだが、ミネラルや酸味も充分にあり長い熟成に耐えられる。肉質は緻密でボディはふっくらと豊満ながらエレガント。問答無用の完璧さ!

1級畑 Caillerets カイユレの作付面積は白でわずか10.32ha。シャサーニュの集落を南側に抜けてすぐの斜面上部に位置しており、シャサーニュの白向きの最上の土壌のひとつ。粘土石灰質土壌で東向き。畑の名の通り、小石(カイユレ=小石の方言)が目立つ。

このワインを仕入れた経緯ですが、前回は“面白い白”が飲みたいとオーダーされた方が、今回は“美味しい白”が飲みたいとオーダーがあったので探しまくりGET。デカンタージュして提供。テイスティングの段階でレベルが別の次元にあるので、こういったワインだと平常心を保つのも一苦労です。こういった別格のブルゴーニュに出会うと、畑の偉大さ、シャルドネの凄さを再認識させられますね。

あまり高いワインを飲んだことがないという方、一度高いワインを飲んでみませんか?新たなワイン観に出会い、さらに上の領域に連れて行ってくれますよ。違う世界がそこには広がっています。