ギリシャの固有品種クシノマヴロによる赤。
柔らかな果実とフェロモンのようなコクのある香りが広がり、旨味たっぷりの味わいに。アフターに心地良い細やかなタンニンが絶妙に残る。
神々と1000の島々を持つ国とも言われるギリシャ。紀元前3000年頃からエーゲ海に人類初の都市国家文明を築いてきたギリシャの市民は、毎日水で割ったワインを飲み交わす酒宴を開いた。そしてギリシャでは紀元前１０００年頃にワイン造りが栄えた。ギリシャでワインは非常に重視され、大切に扱われた。酒の神・ディオニソスが高い神格を持ち、崇拝されていたことからも、ワインがいかに大切だったかということがよくわかる。
そして、ワイン作りはギリシャからローマ帝国に伝えられ、それにともないフランス、ドイツにもその製法が伝わっていった。この頃に現代に通じるワインの製法が確立したとされている。ちなみにギリシャの固有品種は約300種あるといわれている！