先日お客様同士の会話で「レクールさんのSNSてワインがいっぱい投稿されているけど、私よくわからないんですよね」と話されていました。確かにそうですね。
オープンしてから全てのグラスワインにコメントを付けて投稿しているわけですから。1300を越える投稿中、大半はオンリストしているワインを載せています。それにスポットで出したワインやワインセミナーのこと、チーズのこと、そしてプライベートな内容が少しと、やはりワインがメインですね。
もちろん興味ない方は読まないでしょうし、興味ある方でもきちんと読んでくれているとは思いません。読まずに“いいね”だけしてくれている人も多いでしょう。そらややこしいワイン名や、知らん地名、ようわからんコメントが書かれているわけですから、面白くはないでしょう。
でもなぜそれをしているかというと、レクールは月の前半と後半でグラスワインを全て替えており、その全てのワインを紹介するのは、自分の責務だと思っているから、ただ実直にし続けているだけなんです。
そんな中で、ワインセミナーやソムリエ試験対策のことも含め、興味を持って情報を得る方がまれにいるわけです。自分の好きなワインが載っているかもしれません。自分の気になっていたブドウ品種やワイン産地が載っているかもしれません。そうした何カ月に一回誰かが反応してくれる可能性があるから継続しているんです。
確かに、時間もかかるし、まめでないと継続できないものなので、その労力は結構かかります。でも楽をしようと思えばいくらでもできます。よく来られる方も僕の投稿など一切見ていない方も多いですし、わざわざワインを紹介する必要なんかないかもしれません。
でも一見無駄に思えることかもしれませんが、無駄と無意味は違います。無駄に思えることに対して、見返りを求めずやり続けることに意味があるんです。
次回の投稿は、来店していないとわからない“レクールの秘密”を少しお話ししましょう。