昨日お客様に「マイナーな国のワイン多いんですね」と言われて、「アホなんですよ僕」と返したが、今思い返しても確かにそう思う。
フランスやイタリアの有名なワインを出している方が、ウケるし儲かるし良いんだろう。でもそれってどこでもやっているし、面白くないんですよね。
こんだけ色んな国でワインを造っているのに、なんでありきたりの国のばかりみんな扱っているんだろうと昔から思っていて、ソムリエなら生産者と消費者との間に立つべき存在やし、日本ではマイナーな国であっても良質なワインを紹介していくのが責務と思っているので僕は世間的にピンとこないワインであっても開店から変わらず出し続けている。
映画「コンタクト」のセリフで、「こんなにも宇宙は広いのに、地球にしか生命体がいなかったら勿体ないじゃない」てセリフを言っていたが、ワインもまさにそう。
こんだけ世界で造られているお酒はないんですよ、いつも同じ国じゃ勿体ないじゃない。知らないから飲まないて人が多すぎる、じゃあ知ろうよ。閉ざしているのは飲まない自分なんです。ワインの世界観を広めるのは自分なんです。
いつも同じようなワインを飲んでいませんか?