カナダの赤ワイン。メルロの柔らかくもボリューム感のあるフルボディ。
フレンチオークによる18ヶ月熟成で洗練された風格を持つ。ジューシーなブラックチェリー、プラム、ココア、トーストの香り。味もタンニンもやや強めだがメルロならではの丸みがあるのでキツさは感じない。
こちらも先日紹介した「クエイルズゲイト シュナンブラン」と同じ生産者のもの。オカナガンヴァレーというバンクーバーから東北東450キロに位置する産地。オカナガン湖周辺にブドウ畑がある。湖があることにより夏場は暑くなりすぎるのを防ぎ、冬は上空を水蒸気が包む事で冷えすぎを防ぎ、ブドウの樹を守る効果がある。湖すごっ!
メルロは日本人の好きなブドウ品種と言われており、強烈な渋味や突出した芳香性はないが、ほどよくボリューム感がありタンニンも細やかで親しみがもてる赤ワインとなる。こうしたところが日本人の舌に向いているのかなと。
合わせたい料理は、牛フィレのステーキにフォアグラを乗せたロッシーニ。ビロードのようなタンニンを持つメルロは脂身が多いサーロインよりもフィレの方が相性が良い。